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グルメブログに味のコメントは要らない3つの理由

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コンフィー

こんにちは、コンフィー(@ComfyDining)です。

大阪市内がメインのグルメブログ『コンフィーダイニング』を運営しつつ、そこで得たブログ運営のノウハウや知識を当サイト『コンフィーラボ』で発信しています。

2019年の2月に『コンフィーダイニング』というグルメブログを立ち上げておよそ1年半。公開した記事の数は、2020年9月現在で470記事を超えました。

たまに昔の記事を読み返すと、自分で言うのもおこがましいですが「なんかレベルUPしたかも?」と感じることが増えた今日この頃です。

だたし、味の表現力を除いて。

そう。私は、コンフィーダイニングを立ち上げた当初からずっと味の表現が苦手なんです。

コンフィー

コクとか旨味とか、◯◯と△△が織りなすハーモニーとか、正直あまり分かりません。

しかし、味の表現が苦手なのは自覚しつつも改善をしようとは全く思わず、そのまま今に至っています。

なぜなら、

グルメブログにおいて味のコメントは重要でない

と考えているからです。

えっ?いやいや…

グルメブログで味の表現って大事だと思うんだけど…。

このように思われた方は、どうぞ最後までお付き合いください。

本記事では、グルメブログにおいて味のコメントは重要でない理由を3つの考えから深掘りしていきます。

本記事を読んだ方(特にブログ運営をされている方)が、ご自身のブログにおいて「読者さんが求めていること」を考えるキッカケになれば嬉しいです。

コンフィー

ま、あくまで私の意見なので参考程度にご覧くださいませ。

それでは、1つずつご紹介していきます。

本記事における味のコメント(不必要なもの)とは、「この料理は辛めで後から深いコクが感じられます」や「◯◯の爽やかな酸味が感じられ、そこに△△の塩気が感じられます」といった味そのものの内容の事です。

食材の産地や料理のこだわりの事ではない(むしろこれらは必要)のでお間違いのないようお気をつけください。

理由⒈ 味覚は人それぞれだから

グルメブログに味のコメントは必要ない理由。その最たるものは、「味覚は人によって違うから」です。

もちろんのことですが、例えば私が感じる「辛い」と読者さんが感じる「辛い」には差があります。

例えば、以下のようなイメージです。

コンフィー

このカレーはかなりスパイシーなので、辛いのが苦手な方にはあまりオススメできないです。

読者さん

なるほど〜、かなり辛いんだ。

辛党の私にぴったりなお店かも♪行ってみよう。

〜数日後〜

読者さん

これがそのカレーか。さっそく一口…。

確かに美味しいけど、もっと辛いと思ってたなあ。う〜ん、ちょっと物足りないかも…。

コンフィーダイニングの人とは味覚が合わないからあまり参考にならないな。

このように、知らない内に読者さんが離れていく可能性があるので、味についてのコメントはむしろ無い方が良いと言えます。

コンフィー

もし、普段からコンフィーダイニングをご覧いただいている方であれば「コンフィーさんが辛いと表現してるということは、辛党の私にしては少し控えめかも?」といった味覚のすり合わせができることでしょう。

しかし、このように読者さんがグルメブログに歩み寄ってくださるケースは珍しいです。(実際、コンフィーダイニングのデータでは、読者さんの約70%は一見さんです。)

このような面から考えて、グルメブログにおいて味の表現は重要でないと言えます。

お味を表現するのに「誰もが知っているお店の料理と比較する」というのはアリだと思います。(例ココイチのカレーの1辛くらいのスパイシーさです。等)

ただし、このような表現をすると「コンフィーさんは○○より△△の方が美味しいって言ってた。」というミスリードをする読者さんが現れる可能性があります。(ぶっちゃけ、これは読者さんのリテラシーの問題なのでどうする事もできませんが…。)

人によって味覚が異なるのは当然なことですが、これは過去の自分自身に対しても当てはまります。

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理由⒉ 自分自身の味覚も変わるから

グルメブログに味のコメントが不要である理由の2つ目は、「自分自身の味覚も変わるから」です。

読者さんの中にも、「同じ料理を食べたのに感じ方が違う」といった経験をされた方がいらっしゃるかと思います。

これには、以下のような理由があります。

  • お店の味付けが変わった
  • 食材が変わった
  • その日の体調(お腹の空き具合等)
  • その料理に慣れた(≒飽きた)
  • その料理に対する経験値
  • 食生活の変化
  • 季節の違い(食材の旬・気温)
  • 「1人で食べるor複数で食べる」の違い etc…

人の味覚は様々な要因によってその都度変化するので、それを上手く表現したところで味の再現性はあまり期待できません。

つまり、少し極端な言い方をしますが、味のコメントはむしろ参考にしてはいけないという事です。

さらに言えることは、読者さんが「あ、このお店いいな〜。行ってみよう!」と思う要因に味のコメントは大きく影響しないということです。

それが3つ目の理由につながります。

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理由⒊ 味はお店の魅力の一部分に過ぎないから

グルメブログに味のコメントが重要でない理由。 最後は「味はお店の魅力の一部分に過ぎないから」です。

言い換えると、お味の表現のクオリティよりも他に重要な要素があるということです。

読者さんの「行ってみたい欲」を刺激するのは、以下の要素が組み合わさったものです。

行きたい欲を刺激する要素
  • 料理のお写真
  • 外観や店内の雰囲気
  • メニューのバリエーションやコスパ
  • お店のメディア実績
  • お店のストーリー
  • 食材の産地やこだわり
  • 料理の味の表現力 etc…

実は、これらの要素において、味の表現力は重要ではありません。

これには理由が2つあります。

  • 最近のお店はどこも美味しいから(お味のクオリティはある程度担保されている)
  • ブログで紹介している料理と同じものを頼む訳では無いから

つまり、グルメブログにおいてはお味のハイクオリティなコメントよりも上記に挙げた要素を充実させる方が読者さんにとって有益という事です。

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例えば、グルメリポーターの彦摩呂さんを思い出してください。

彼が生み出したコメントで「味の玉手箱や〜」というのがありますが、これ、冷静に考えると意味が分からないフレーズですよね。

それでも、それを聞いた人は「うわあぁぁ〜美味しそう〜!行ってみたい!」となります。(もしかすると、彦摩呂さんは「これは最初にまろやかな旨味が来て、その奥からコクが感じられて…」といったような味の感想は言っているかもしれませんが、視聴者さんの頭に残るのは「味の玉手箱や〜」です。)

なぜなら、彦摩呂さんは料理のコメントの前に

  • お料理の見せ方と美味しそうな食べ方
  • 喋り方の抑揚や表情
  • お店の方や他のお客さんとのやりとり

などで視聴者さんの「行きたい欲」を高めているからです。(以前、何かの番組でグルメリポートの極意として話されていました。)

彦摩呂さんの例からも、グルメブログにおいて味のコメントは重要でないということがお分かりいただけると思います。

とはいえ、味の表現が上手いに越したことはないです

本記事では、ここまで一貫してグルメブログに味のコメントは重要でないと書いてきました。

しかし、重要ではないとはいえ、味の表現力はある方が好ましいです。

前章に書いた通り、読者さんの「行きたい欲」を刺激するには様々な要素(以下にもう一度書いておきます)があります。

行きたい欲を刺激する要素
  • 料理のお写真
  • 外観や店内の雰囲気
  • メニューのバリエーションやコスパ
  • お店のメディア実績
  • お店のストーリー
  • 食材の産地やこだわり
  • 料理の味の表現力 etc…

これら全てをハイクオリティにこなすことができれば、申し分ないでしょう。

味のコメントよりも他の要素が重要であるという意見は変わりませんが、完璧を目指すのであれば、ぜひトライしてください。(色々、書籍もあるので調べてみてください。)

とはいえ今も昔も、そして他の業界でも、学者(研究機関)が書いた本と現場の声は乖離するものです。結局は「読者さんに響くものは何か?」を考えることが重要です。

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さいごに

グルメブログの醍醐味は、読者さんに「ここ行ってみたい!」と思ってもらう事だと考えています。

そのゴールから逆算すると、グルメブログに必要な要素の優先順位がおのずと見えてきます。

グルメブログを運営されている方は、「読者さんが求めている事」・「読者さんが行きたいと思う要素」を整理してみてください。

コンフィー

ちなみに、私が運営するコンフィーダイニングでは、お写真のクオリティを大切にしています。
参考「グルメブログのカメラは一眼?それともスマホ?」→どっちでも良いよ。

それでは!